1/100 Gキャノンマグナを作る【その11】
こんにちは~。
山形県米沢市に、模型作製スペース付き模型店「ホビースペース・コントラポスト」を開業準備中のケケサンです。
今回は「1/100 Gキャノンマグナ」の足の裏のディテールアップについて記載していきます。
キットの足の裏ですが、真ん中辺りにバーニアのモールドはあるのですが、爪先側と踵側にはモールドが無く、のっぺりとしています。
立たせて飾る分には何もしなくて良い部分ではあります。
しかし、既にディテールアップしている箇所とのバランスを考えると、この足の裏のモールドは、あって然るべきだと思い、ディテールアップをしていくことにしました。
先ずは、足と裏にヤスリをかけ、面を均一にしました。
ついでに、バーニアのモールドも削り取ってしまいます。
尚、この段階ではまだ接着はしていません。
そして、Gキャノンの設定画を参考に、モールドの形状と位置をシャーペンで大雑把に描き込みます。
丸い所はスラスターになるのでプラパイプで、その他のモールドはプラ板で作ったり、キットを彫りこんだりして作成していくことにしました。
先ずはスラスターを取り付ける位置を、ノギスで決めています。
やり方としては、広げて固定したノギスをパーツの縁に引っかけて線を引く方法になります。
これを、一つの穴に対して二方向から行うことで、位置を確定していきました。
決めた位置に穴をあけ、リーマーを使ってプラパイプが入る大きさまで広げます。
その後、TAMIYAの皿ビス穴加工ビットを使って、穴の面取りをしました。
次に、この穴に差し込むスラスターを作っていきます。
プラパイプの先端を「ピンホイール」という工具を使って面取りし、その後カットしてそのカット面にプラ板を接着して穴を塞ぎます。
これを必要な数(合計10個)作成します。
出来上がったスラスターパーツを各穴に差し込み、接着していきます。
足首パーツを接着していなかったのは、スラスターの高さを調節し易くする為でした。
この後足首パーツを接着し、接着剤の乾燥後にヤスリ掛けを行い、合わせ目を消しました。
そして、もう一個のスラスターを合わせ目の箇所に取り付けました。
(上記で説明した方法と同じです)
これで、足の裏のスラスターの工作は終了です。
他のディテールについては、プラ板を切り出し、瞬間接着剤の点付けで2枚の積層を作ってから成形。
形が出来上がったら、点付けしていた所を剥がし(ナイフの刃を積層の間に入れると、パキッっと剥がれます)、2つの同じ形のパーツが完成します。
この様にして作ったパーツを、足の裏に張り付けていきます。
足の裏の真ん中辺りに、市販のディテールアップパーツのバーニアを張り付け、踵の一部をノミで削って凹モールドにしました。
仕上げに、バーニアの両脇に細いプラ棒を張り付けました。
これは、バーニアを付けた後に、なんとなく面が寂しい気がして追加しました。
これで、足の裏のディテールアップは終了しました。
結構上手くまとまったと思います。
今回はここまでです。
次回の【その12】では、足の甲のパーツと、肩アーマーのディテールアップについて記載していきたいと思います。
では~ (´▽`)