開業してから三年が経過、「これまで」と「これから」の事
こんにちわ~。
山形県米沢市にて、製作スペース付き模型店「ホビースペース コントラポスト」を営業中のケケサンです。
かなり久しぶりのブログ更新となります。
当店は、2020年3月26日に開店し、それから三年が経過。
2023年5月現在で、四年目に突入しております。
「三年は店を潰さない」という最初の目標は何とか達成出来ました。
当店を利用して下さった皆様に感謝致します!
今回は、三年間営業してみての感想と今後について、思うところを書いてみたいと思います。
【三年営業してみての感想】
一年目の感想で「楽しかった」「開業して良かった」と記載致しましたが、そこは現在も変わっておりません。
私は、根がずぼらな人間である為、周囲に合わせるよりは手前勝手に働ける自営業の方が性に合っていることを痛感しております。
もし今の模型店が潰れたら、また別の自営業を模索すると思います。
二年目の時は新型コロナが大流行。巣籠需要で模型が注目された恩恵もあり、売り上げは伸びたと思います。(この年は県内のJoshinと山形市の老舗模型店の閉店が重なり、顧客がこちらに流れてきたという状況でもありました)
しかし、調子に乗って仕入数を増やしたりした為売上と相殺してしまった上、現状で在庫の処分に困るという状況を招いてしまい、仕入れの取捨選択の難しさを痛感しました。
現在も、仕入れについては試行錯誤をしながら行っております。難しい。
三年目は模型需要も少し落ち着きを見せるものの、BANDAIのガンダム関連キット(所謂ガンプラ)の争奪戦は継続。
資金力の無い当店は、売れ筋商品の大量発注に踏み切れず、商機を逃した感はありました。
但し、前年よりは仕入れ数を絞った為、在庫のコントロールは若干改善した様に思います。
課題は山積しておりますが、試行錯誤しながらの経営は面白いです。
お客様の「楽しい」を後押し出来る仕事なので、会社員時代には得られなかった「お役に立っている」感が嬉しいのです。
今後は、次の目標である「五年は店を潰さない」に向けて、精進致します。
では、当店の営業形態の幾つか箇条書きにし、それぞれに対しての感想や問題点、今後の方針等を記載してみます。(忘備録に近いノリです)
・客層を絞った営業形態
理想は全年齢ターゲットなのですが、店舗規模とワンオペレーションであることを考えると、自分に近い年齢層をメインターゲットに絞った現状のスタイルは、戦略としては良いと思っています。但し、若年層の取り込みは難しくなる為、「将来の顧客」の獲得が困難になるとも思います。この辺は長くお店を存続したい場合はネックになりそう。
用検討ですね。
・偏った品揃え(市内他店舗様との差別化)
当店の品揃えは、米沢市内の他店舗様とは若干毛色の異なる物となる様にしております。
老舗模型店様の不得意分野をフォローする形で、キャラクター物と戦車のキット、珍しめの工具や塗料を扱うことで差別化を図り、集客しようというスタイルです。
間違ってはいない戦略だと思ったのですが、戦車キットに関しては、「老舗があまり入れていない=戦車模型の購入層が居ない」という事に開業一年後位に気が付きました。
間抜けです…。
ここは、「戦車模型を布教する」と「他のジャンルの模型にシフトする」を緩やかに実施していこうと思っております。
・お客様の作品展示
通常展示品については、当店側から「展示してくれませんか?」という働きかけはしておらず、お客様が「店長、作品飾らせてくれない?」というケースが主です。
様々なジャンルの作品を当店で見れるのは、制作者にとっても来店者にとっても良いことだと思うので、今後も「来るもの拒まず」の姿勢で行こうと思います。尚、当店以外でのご購入のキットでもOKとしております。
但し、展示後に作品を引き取りに来ない(ご来店もされていない)ケースが少し出てきたので、作品展示の期間や、もしもの為の連絡先の把握等のルール作りが必要であるとも感じております。
・模型コンテスト・展示会の開催
2023年5月迄の時点で、当店主催の模型コンテストを5回、展示会を4回開催させて頂きました。どちらも当方で「お題」を設定し、それに即した作品をお客様に持ち寄って頂く形となっております。
他店と少し異なっているのは、「他店やネットでご購入なされたキットでの参加もOK」な点でしょうか。当店は制作スペースを併設している店舗である関係上、「お家の積みプラを持ち込んで作る」という状況が普通に存在します。その為、「当店で買われていないキット」という物に抵抗が無いのです。
本来、「他店で購入されたキットの作品は、飾らない」のが普通で(店舗の売り上げに貢献していない為)、商売としては当然の対応です。しかし、私は「良い作品が見れればそれでいい」というスタンスですので、ここは今後も変えずに行こうと思います。
但し、ご参加の為に何かしらご購入(又は制作スペースのご利用)はして頂きますが。
・制作スペースについて
当店の制作スペースの設備は下記になります。(ご利用は一時間¥500より)
1.制作ブース×5席(工具の貸出無料)
2.塗装ブース×2席(備え付けの塗料、溶剤のご利用に課金なし)
3.撮影ブース×1個(無料でご利用可能)
4.ロッカー×8個(1日単位で有料でのご利用)
正直、これらについては、生かし切れていないのが現状です。
当店は、開業時からコロナ禍での営業となり、密を避ける為に「席数制限」を設けておりました。その為、制作スペースを使ったイベント等を開催出来ず、積極的な宣伝も控えてきた、という状況でした。
2023年5月現在、COVID-19は5類感染症に位置づけられており、制約も緩くはなってきている為、近い将来に制作スペースを使ったイベント等開催したいと思っております。
その前に、すっかり在庫置き場となった制作ブースの2席を利用可能にしなければならないのですが(苦笑)。
・私の模型製作知識のアップデートについて
これは一年目のブログにも記載したのですが、お客様からの模型製作のご質問やご相談を受けた際に、100%適切な回答は出来ていなかったと思います。
解決策をお伝えした後に「もっと良い方法があった!」というケースもあり、まだまだ勉強が必要だと思います。これは自分も手を動かしていかないといけないのですが、その時間の確保が思うように出来ていないのが現状です。ワンオペレーションは、気楽ではありますが、自由時間の捻出がネックです。
もう少し業務効率を上げ「自分に投資する」時間を作っていこうと思います。
・仕入れ品の選択と数量の決定
これは未だに試行錯誤中です。開店当初は、自分の欲望に忠実且つ他店の差別化に気が行き過ぎ、かなり攻めた仕入れをしていた様に思います。仕入れ品が着荷してから「なんでこのキットこんなに仕入れちゃったの!?」と過去の自分に呆れることもしばしば。
現在は、当店をご利用のお客様の購入傾向も少しづつ把握してきた為、無駄な仕入れ(特に数量)に関しては改善傾向にあります。
但し、「私の欲望に忠実」な仕入れ傾向は未だ健在である為、たまにお客様との志向ののギャップに頭を抱えることも。まぁこれは当店の「個性」ということで、捨てずにいこうかと思っております。
問題は、在庫品置き場が手狭になっている点ですね。これは店舗の一部改装や、倉庫を借りる等の対策を検討しております。まぁ「売る」のが一番の解決策なのですがw
・市内公共施設での、一日展示会の開催
これは、開業一周年のブログにも記載した事なのですが、開業三年以降に実施を検討することを目標としておりました。
現在もその目標は変わっていないのですが、具体的な計画は立てておりません。進展なしですね。
一度、他の大きな展示会に参加して(出来ればスタッフ側で)勉強したいところです。
これは気長にお待ち頂ければ幸いです。
・ネット販売の検討
これは未だ妄想の域を出ていない、「出来たらいいな」の案件です。
現在抱えている在庫に関して、顧客の地域差を潰せる販売方法の一つとして、ネット販売は有効手段であると思います。米沢市近郊では需要の無い商品も、ネットを介すれば「欲しい」と思って下さる方は存在する筈。
問題は、作業時間の確保ですね。正直、現状いっぱいいっぱいで、スムーズに業務を回しているとは言い難い。やってはみたいですが、現状では難しいですね。
寝る間を惜しめばやれるかも知れませんが、そこまではしたくない。要検討です。
各種項目に対する感想は、こんなものですね。
【総括】
三年間はあっという間でした。
開店当初は日々の売り上げに一喜一憂しておりましたが、現在は少し俯瞰して売れ行きの傾向が見れる様になった気がします。まだまだですが。
店舗の知名度は少しずつ上がっては来ておりますが、米沢市民からの認知度はまだ不十分であると思いますので、当店を知ってもらう為の策を練る必要がありますね。
近隣の模型取り扱い店様と上手く共存していく(穴を埋めていく)スタイルは今後も継続し、もっと「楽しい」仕掛けを増やしていこうと思います。
皆様の模型ライフの一助になるお店になる様、今後も精進致します。
以上、当店の「これまで」と「これから」でした。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
では~(^0^)
開業から一年を迎えました。
こんにちは~。
山形県米沢市にて、制作スペース付き模型店「ホビースペース コントラポスト」を営業中のケケサンです。
随分とブログを放置しておりました。
2020年3月26日の開業から凡そ一年が経過し、初めての確定申告も無事終了。
一区切りがつき、少し余裕も出たので、この一年を振り返ってみようと思います。
【一年営業してみての感想】
コロナ禍の只中での船出で不安はあったのですが、一年経ってみての感想としては、率直に「楽しかった」です。
来店されるお客様との模型談義に花を咲かせたり、相談に乗ったりするのは、思った以上に充実感がありました。
これは、会社員時代には得られなかった感覚であり、「開業して良かった」と思えた点でした。
売上の浮き沈みが激しい時もありましたが、何とか一年持ったことにも安堵しています。
皆様に感謝を!
【上手くいった点】
・客層を絞った営業形態
自分と同世代に近い年代の方をメインターゲットにしていたのですが、想定通りになったと思います。今後も良い「おっさんホイホイ」なお店にしていきます。
(現状では、客層を広げることは考えておりません)
・偏った品揃え(差別化)
市内の同業者となるべく被らない品揃えを意識していたのですが、その辺のこだわりを、お客様もにも感じて頂けていたと思います。
偏りすぎて、全く売れない商品もありましたが、それもまた当店の色として認識して頂けているのでは? とポジティブに捉えています。
・お客様の作品の展示
公に、店内のショーケースに展示する作品の募集を掛けたことは無いのですが、お客様から作品を持ち込んでいただくケースが多くなりました。
他者に作品を見ていただく事で、製作者の「作り甲斐」にもなり、又見た方も「制作欲」を増幅させる相乗効果があるのでは?と思います。
これは今後も継続していきます。
・プラモデルコンテストの開催
2020年末に実施した、「第一回 ガンプラコンテスト」が、自分の想定以上の楽しさでした。米沢市以外の県内の方や、県外からも参加を頂き、又作品のレベルも高く見ごたえのあるコンテストになりました。
初開催にしては上出来であったと思います。
【上手くいかなかった点】
・制作スペースの活用頻度が、想定よりも低い水準だった
これはある意味仕方がないと思うのですが、やはりコロナ禍においてお客様同士が密の状態で作業されるのを避ける為、開業後直ぐに席数制限を設けての営業となってしまいました。
(2021年4月現在、席数制限は継続中)
理想は、制作スペースをご利用される方同士が仲良くなり、模型のコミュニティーを作れる所迄持っていきたいのですが、それが叶わなかったのは残念でした。
・私の、模型制作に関する知識量のアップが不十分だった
お客様から、商品に対する質問や、模型制作についての相談を受ける機会が多々あったのですが、満足のいく回答を100%出来た訳ではありませんでした。
自分が思った以上に通常業務の量が多く、勉強の為の時間が作れなかったのです。
仕事の進め方や、優先順位、時間配分を意識した業務等、改善点は多いと感じました。
・仕入れ品の選択と数量
自分の欲望に忠実に仕入をしてしまい、結果、一般受けはしない商品の在庫を抱えたり、売れ筋商品を見誤り、お客様に選択していただくチャンスを棒に振ったりするケースが散見されました。
お客様視点での商品の選択も大切であると、身に沁みました。
【今後の目標】
・店内での模型コンテスト、及び展示会の定期開催
理想としては、年4回位のペースで、手を変え品を変えての開催を継続したいと思います。店舗に作品を展示し、それを沢山の方に見ていただく事で、制作欲や技術の向上に繋がり、ゆくゆくは山形県が模型先進県になれば面白いな、と思います。
・制作スペースを使ってのイベントの開催
これはコロナ禍の現状では実施が難しいのですが、例えば「ガレージキット」のHow toを学べる制作会や、同一キットを使用したワンデイ制作会、閉店後の店内を使って、「0時まで皆で模型を作る会」等のイベントをやってみたいです。
・市内の公共施設での、一日展示会
これは今すぐではなく中長期的な目標なのですが、近隣のモデラーのみならず、他県の方にも参加を募り、少し規模の大きな展示会を、当店主催で開催してみる事を目標にしております。
これは、開業から三年を目途に、実施の検討をしたいと思っております。
一度、何かの展示会のお手伝い等して、経験値を得たいところですね。
【総括】
起業一年目としては、悪くない滑り出しであったと思います。
しかし、まだまだ改善すべき点も多く、来店される方々にとってもっと面白く、頼れる存在になれる伸びしろがある筈です。
近隣の方の模型ライフの手助けの一助になれる様、精進していきます。
何だか真面目な文書になってしまいましたが、これにて一年の振り返りを終了致します。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
では~(⌒∇⌒)
実は、2020年3月26日に、オープンしました!
こんにちは〜。
山形県米沢市に、模型制作スペース付き模型店「ホビースペース コントラポスト」を開店準備していたケケサンです。
実は、先月3月26日に、店舗をオープン致しました!
新型コロナウィルスの騒ぎの中の、激動の船出となりましたが、取り敢えず楽しく営業させて頂いております。
店作りの詳細に付きましては、時間を見つけて記載していきたいとは思っておりますが、取り敢えずは現在の店舗の様子を、添付の写真でご覧になって下さいませ〜(´∀`)
店舗外観
入り口の左手側
プラモデルはキャラクター物と戦車メイン
工具類は店舗の右手側
レジンキットも少量あります
塗料は、近隣ではあまり見ない物有り
私の居場所兼、レジカウンター
制作スペースは店舗の右手奥です
制作ブースは5席
塗装ブースは2席
塗料も使って頂けます
撮影ブースは基本無料
未だ、揃えたい設備も有りますし、発展途上にあるお店ですが、お客様と一緒にニコニコ出来るお店にすべく、頑張ります!
では〜。
2019年8月~2020年1月迄の進捗状況【その2】
こんにちは~。
山形県米沢市に、模型制作スペース付き模型店「ホビースペース・コントラポスト」を開業準備中のケケサンです。
ブログ更新をサボっていた、空白の時間を補完する、進捗状況報告【その2】になります。
今回は、2019年の9月以降の状況について記載していきます。
【2019年9月】
レジカウンターの奥に、小さい棚を作りました。
これは、壁側に設置している半円形の棚の端を支える支柱の役目も果たします。
例によって、黒く塗装してます。
この後、制作スペースの左手側の制作ブースに仕切りを作ったのですが、最終的に没になりました。
結構、作るのに時間を掛けた仕切りでしたが、2020年1月現在、既に解体済みです・・・。
ここで、嬉しいことが。
SNSで知り合った方に、プラモデルを飾る為のアクリルケースを作っていただき、それが納入されたのです。(この方は、什器やディスプレイの製作業務に関わっておられる方です)
お話自体はお盆前に頂いており、その方が里帰りされた際にお会いして(実家が当方の近隣の方である為)、どんなアクリルケースにするかについて詰めていたのです。
発注したのは横長の物で、大きい物が2つ、小さい物が4つ。
これらは、プラモデル用の什器の上に置いて使用する為の物です。
主に、お客様の作品を飾れれば良いなぁ、と思っています。
SNSをやっていなければ、こういう形でアクリルケースを入手することは無かったのですから、SNSの可能性を感じましたねぇ。
そのSNSの可能性のもう一点が、個人経営の模型屋さんのコミュニティに招待して頂いたことでした。
当方は未だ開店していないにも関わらず、です。
これは非常に有難かった。
右も左も分からない私にとっては、このコミュニティで得られる情報は金言です。
この頃、問屋さんを探していた私は、このコミュニティにてやり取りをする中で、2019年9月末開催の「第59回 全日本模型ホビーショー」に赴き、問屋さんと直接お話をする機会を得ることにした訳です!
勝負は9/27㈮の「業者招待日」でした。
招待はされていないのですが、受付で問屋さんと契約を結ぶ為に、問屋さんのブースを回りたい旨を伝えることで、入ることが出来ました。
これも、先達の個人経営者様の助言のお陰。
尚、店の名刺も既に作ってあったので、スムーズに入場出来ました。
問屋さんのブースをいくつか回り、地理的な点や、応対して頂いた感触を基に、契約する問屋さんを決定することが出来ました。
この時は、本当にホッとしました。
一段落つき、ホビーショーを楽しんだのですが、歩き回ってへとへとになりました。
それでも、ホビーショーを後にして、近くにあったガンダムベース東京に行ってしまうのは、性という物ですね(笑)。
9月の主な進捗はこんな感じでしたね。
余談として、9/22㈰に新潟で開催された「NIPCOM(ニップコム)第12回プラモデル展示会」を覗きにも行ってました。
刺激を受ける作品が多数あり、とても面白い展示会でした。
山形県でも、あの様な規模の展示会がやれれば良いのですが・・・。
と、今回はここまで。
次回【その3】では、2019年10月以降の進捗について記載していきたいと思います。
では~(´▽`)
2019年8月~2020年1月迄の進捗状況【その1】
こんにちは~。
山形県米沢市に、模型制作スペース付き模型店「ホビースペース・コントラポスト」を開業準備中のケケサンです。
前回のブログから、ずいぶんと間が空いてしまいました。
その間も、開店準備を継続しており、2020年1月末の現在も続いております・・・。
そこで、ブログ上で空白となっている期間に付きまして、進捗をまとめていきたいと思います。
【2019年8月】
IKEA仙台にて、自分やお客様の作品を入れる為のガラスケースを一台追加で購入。
これで、同じガラスケースが二つになりました。
位置的にも、制作ブースの壁になる場所になり良い気がしたので、この制作ブースと売り場を仕切る壁を、2×4材とプラダンで作成しました。
これも、基本黒く塗ってます。
次に、商品を置く為の什器(商品棚)の製作に手を付けました。
完成品の什器購入も検討したのですが、ここはある程度安価な物でも問題無いと判断。
そこで、IKEAのIVAR/イーヴァルという、棚板とサイドユニットを組み合わせて、自分で組み立てる商品を使用することにしました。
これも、黒に塗装しています。
天板は、塗装後にヤスリで表面をヤスって、拭き掃除の際に雑巾が引っかかるのを軽減しました。
棚については、この後店舗レイアウトで紆余曲折し、位置を変えたり、数を変えたり、可動式を作ったりと、かなり変化していくことになりました。
棚作りが一段落した後、共用のゴミ箱を制作ブース脇に設置したのですが、 ぱっと見寂しい感じがしたので、ゴミ箱を囲う箱を作製することにしました。
ざっくりとした設計図を書いてから、材料を買い出し、組み立て。
ゴミ箱を載せる板にはキャスターを付け、引き出せる様にしています。
そして、やはり黒く塗りました。
これで、ゴミ箱が完成しました。
以上が、2019年8月の大まかな進捗になります。
大工仕事ばかりしてましたねぇ。
今回はここまで。
次回【その2】では、2019年9月以降の進捗について記載していきたいと思います。
では~(´▽`)
店舗にレジカウンターを作ってみる【その10】
こんにちは~。
山形県米沢市に、模型制作スペース付き模型店「ホビースペース・コントラポスト」を開業準備中のケケサンです。
店舗内に、レジカウンター兼自分の居場所を作ってみる【その10】になります。
前回【その9】では、レジカウンターの出入り口兼、面出し本棚のDIYが終わった所までを記載いたしました。
今回は、レジカウンターの右奥に設置する、引き出し式の棚を作製した件について記載していきます。
この段階で、レジカウンターの右奥には、レジ台を置いているのですが、そのレジ台と背後の壁の間に、凡そ20㎝程の微妙な隙間がありました。
この隙間を、何とか生かせないかと検討した結果、引き出し式の棚を仕込んでみることにしたのです。
既製品の写真等を検索して調べ、大まかに設計図を落書きしてみました。
このイラストを基に、ホームセンターで材料を購入し、作製に移ります。
先ずは、引き出し式の棚その物を作製していきます。
棚板を受ける棚受けレールを、板に取り付けていきます。
左右に二本ずつ、高さが揃う様に気を付けてネジ止めしました。
その後、上下の板を含め、棚の内側になる部分を黒く塗装。
塗装が終わった各パーツを四角く組み上げました。
棚板は、専用の小さい棚受けを取り付けた上に載せるだけの簡単構造です。
これで可動式の棚の骨組みが出来上がったので、肝心の可動部分となるキャスターを、下面に取り付けていきました。
ですが、これは後に失敗に繋がっていくことに・・・。
最初は、なにも考えずに4つのキャスターを取り付けました。
その後に、棚の背面に目隠しの為にカットして塗装した板を、ネジ止めしました。
この作業の順番が、誤算の原因でした。
背面の板を取り付けた分、重量バランスが変わり、棚が自立しなくなったのです!
目隠しの板を貼った後に、キャスターを取り付けるべきでした・・・。
そこで、キャスターの位置をズラし、更に1個追加して、自立できる様に修正しました。
これで棚は組みあがったので、黒く塗装して仕上げます。
塗装した後に、棚を引き出す為に必要な取っ手も取り付けました。
ここまでの段階で、実際に設置する場所に置いて、塩梅を確認してみました。
イメージには近いと判断し、次の工程に移りました。
この棚を囲うケースを作製していきます。
単純に、カットした板を塗装して、箱組みしてみました。
ここで、出来上がったケースと、引き出し式の棚を組み合わせて確認。
特に問題はなさそうでした。
ケース側にもうひと手間。
引き出し式の棚をケースに押し込んだ際に、ケース内部の奥の板に直接当たるのが何となくイヤだったので、緩衝材としてカマボコ状のラバーパーツをカットし、張り付けてみました。
棚の天板を追加で作製し、ケースの未塗装部分も含めて黒く塗装。
塗料の乾燥後に組み立てて、引き出し式の棚と、そのケースの完成です!
レジカウンターの右奥に設置して、使い勝手を確認してみました。
軽やかという訳ではありませんが、支障なく使えそうです。
今の所、何をこの棚に収納するかは、具体的に決めてません。
お客様に貸し出す工具あたりですかね。
収納式なので、棚に置いた物が、レジカウンターの外側にいるお客様の手に触れることも無いと思います。
お互いに安心ですね~。
という訳で、今回はここまでです。
次回の【その11】では、商品となるプラモデルを置く棚の設置について記載していきたいと思います。
長文でしたが、読んでいただき、ありがとうございました!
では~ (´▽`)
店舗にレジカウンターを作ってみる【その9】
こんにちは~。
山形県米沢市に、模型制作スペース付き模型店「ホビースペース・コントラポスト」を開業準備中のケケサンです。
店舗内に、レジカウンター兼自分の居場所を作ってみる【その9】になります。
前回【その8】では、レジカウンターの出入り口兼、面出し本棚の作製について、途中まで記載いたしました。
今回は、その後の面出し本棚の開閉ギミックの作製他について記載していきます。
面出し本棚の開閉ですが、当初、右の本棚の方に蝶番を付けて、左から引き開ける方法にしようと思っていました。
しかし検証した結果、製作スペースの一番右の席にお客様座っている場合、その椅子に干渉することが分かりました。
めちょっく!
その為、別の方法を考えることにし、出した結論は、
① 面出し本棚の左側に支柱を立て、そこに蝶番を付けて開閉させる
② レジカウンターの内側に開く形にする
という物です。
先ずは、支柱を仮設置してみて、確認してみました。
開閉した際の位置や、自分が中に入る動線等を確認した結果、行けると判断して、作業を進めることにしました。
先ずは、支柱を黒く塗装しました。
そして、面出し本棚側に蝶番を取り付けます。
蝶番のもう一方は支柱側に取り付けるのですが、可動時のマージンを稼ぐ為と、位置決めを容易にする為に、一旦細い別の木に取り付けることにしました。
これを支柱に取り付けて、可動箇所の仕組み作りは完成です。
実際に可動を確認してみた所、この段階ではOKとしていたのですが、4つ付けたキャスターの蝶番側の二つが可動の邪魔になっていると感じた為、数日後に程外しました・・・。
実際に使ってみないと分からないことって、ありますね~。
更に、この面出し本棚を閉めた状態にした際に、位置が一定になる様に、扉の内側にマグネットを取り付けました。
扉を閉じると、「カチッ」とイイ音が出るので、気持ちイイです。
そして、カウンターとしての完成を目指し、本棚の方に天板を取り付けます。
棚板をカットしてからL字型に組み立て、本棚の上に固定しました。
同様に、可動する面出し本棚の方にも、天板を取り付けます。
開閉の際に干渉する為、天板の角を一ヶ所斜めにカットした物にしました。
これで、レジカウンターの一部である本棚と、私の出入り口兼、面出し本棚が完成しました。
行き当たりばったりの割に、良くまとまったと思います。
という訳で、今回はここまでです。
次回の【その10】では、レジカウンターの奥作製した、引き出し式の棚について記載していきます。
読んでいただき、ありがとうございました!
では~ (´▽`)