脱サラして、プラモデル屋さんになってみる。

脱サラしてプラモ屋を起業した男の、趣味と奮闘の記録。

1/144 ガンキャノン量産型を作る【その7】

こんにちは~ (´▽`)

 

山形県米沢市に、模型製作スペース付き模型店、ホビースペース・コントラポストを開業準備中のケケサンです。

 

今回は、頭部のカメラ部分のディテールアップについてです。

 

このキットのカメラ部分(目の部分)のパーツは、頭部と同じ白い1パーツで構成されており、緑色系のメタリックシールを貼る仕様になっています。

 

そう、クリアパーツでは無いのです。

 

そこで、このカメラ部分については、

① クリアパーツを自作する

② クリアパーツから見えるカメラ内部を見栄え良くする

の2点を目標に、改造していくことにしました。

 

今回は、「① クリアパーツを自作する」について記載します。

 

このクリアパーツを作る為に、ヒートプレスという方法を試すことにしました。

作りたい形の型(バルサ材等で作った型がポピュラー?)に熱したプラ板を被せる様に押し付けて、形を作る方法なのですが、個人的に初の試みでした。

 

始めに、「型想い」というパーツの型取り材をお湯で温め、柔らかくなったらカメラパーツを「ムニュ」っと押し付け、型取りをします。

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「型想い」。右側の塊が実際に型を取った物

 

「型想い」が冷えた後、カメラパーツを取り出し、できた型(窪み)にエポキシパテをグイグイと詰めて硬化を待ちます。

硬化後に、エポキシパテのカメラのパーツを取り出すと、複製品の完成です。

これを、ヒートプレスの型にします。

 

この複製品の表面に、熱した透明プラ板を押し付けてカメラパーツを作るのですが、このままだと実際のサイズよりも大きくなってしまう為、複製品のカメラ面を少しヤスリで削り、一回り小さくしました。

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上がエポキシパテの複製品、下はキットのカメラパーツ

 

複製品に持ち手としてプラ棒を接着し、 万力に立てた形で固定します。

ここに、熱した透明プラ板を押し当てて、カメラを保護するクリアパーツを作りました。

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ここに、熱して柔らかくなった透明プラ板を被せる様に押し付けてます

 

本来ならば、クリアパーツのヒートプレスは透明アクリル板で行うのがベターなのですが、この時の私はそれに気が付いておらず、何回か失敗しました。

熱した際のプラの収縮が早く(自分は蝋燭を使用しました)、すぐに透明プラ板に穴があいてしまったのです・・・_| ̄|○

 

そして漸く1つ、使えそうなパーツが出来ました。

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上が複製品、左がキット、下の透明なのが、ヒートプレスで作ったパーツ

 

ここで、ヒートプレスの型に作った複製パーツに接着したプラ棒を切り取り、カメラの基部として使用することにしました。

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頭部のパーツ構成

 

そして、とりあえず頭部を組んでみたのが下記の写真です。

狙った感じにはなったと思います。

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何とかクリアパーツが収まってくれました

 

これで、「① クリアパーツを自作する」については終了しました。

今回の【その7】はここまで。

 

次回【その8】では、「② クリアパーツから見えるカメラ内部を見栄え良くする」工程と、その他のパーツのディテールアップについてになります。

 

では~ (´▽`)