1/144 旧型ザク(旧ザク)を作る :その10
こんにちは。
プラモ屋、ホビースペース・コントラポストの開業準備中、ケケサンです。
今回は、旧ザク作成その10、フェーディングとはげちょろ塗装です。
基本色の塗装が終了し、墨入れ後のつや消しクリアーの吹き付けも終わったのですが、全体の色味が綺麗すぎるのが好みでない為、少し退色した表現を加えていきます。
使ったのは、フェーディングという手法。
エナメル塗料を複数色、ドット模様を書くようにランダムに塗装面にのせ、乾燥後にエナメル溶剤を含ませた筆や綿棒でふき取っていく、という手法です。
塗装済みの色はラッカー系の塗料なので、エナメル溶剤で拭いても元の色が剥げることはありません。
今回は、白、青、赤、黄色の4色でやってみました。
各パーツに色をのせ終わった状態が、下記の写真になります。
派手ですね~。
ここから、溶剤を含んだ筆で拭き取りを始めたのですが、いまいちしっくり行かず、最終的に綿棒を使って拭き取りを進めました。
下記の写真は、拭き取りの途中です。
正面側は終了しており、側面がまだ残っています。
この段階で元の色の中に様々な色が見える様になり、色味が単色の時に比べて複雑になってます。
そして、全体のエナメル塗料の拭き取りを完了した状態が下の写真になります。
正しいフェーディングは、拭いたエナメル塗料同士も混ざり合ったりして効果を強くする面もあるのですが、今回はそこまで出来ていなかった様に思います。
なんちゃってフェーディングですね。
自分の場合は、退色というよりは、目に入る色の情報量を増やすことで、見ていて気持ちよくする意図でやってみた感じです。
比較として、フェーディング前の写真も下に貼ってみます。
結構見た目が変わっていると思います。
こっちの方がイイという方もいると思います。その辺は好みだったり、製作意図の違いだったりしますかね~。
この段階で、再度つや消しクリアーを吹き付け、エナメル塗料の膜を保護します。
なぜなら、旧ザクの塗装剥がれを表現する為に、エナメルのシルバーによる筆塗りを行う為です。
所謂、「はげちょろ」塗装ですね。
エッジのある場所や擦れそうな場所等にシルバーをのせてみたのですが、やりすぎてしまったが下記の写真です。
しかし、失敗してもリカバリーできるのが、プラモデルの良いところ!
エナメル溶剤を使って余計な個所を拭き取り、さらにバランスを見てシルバーを加えていきました。
結果、下の写真の様になりました。
ここでは終わらず、もう少し手をいれます。
が、思いのほか文章が長くなってしまったので、今回はここまで。
「その9」の中で『「その10」で完結の予定』と書いておきながら、申し訳ない。<(_ _)>
次回の「その11」では、汚し塗装を行い、いよいよ旧ザクが完成します。
写真を沢山、貼りますよ~。
では~。